スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)

石田卓夫 『猫のエイズ』

猫のエイズ


猫にもエイズが発見された!一九八七年に発表されたニュースが世界を驚かせた。人間からうつったのか、人にもうつるのか…様々な憶測が飛び交うこととなったが、その後の研究で、猫のエイズウイルスこそ、人には感染しないものの、すべての動物エイズウイルスの原型に近いものであることがわかった。さらに猫のウイルス研究を通じて、生物とウイルスの奇妙な共存関係やかけひきが解明され、人と動物の関係、人の住環境、環境破壊などについて深く考える機会となった。本書では、猫とそのウイルスを長年研究してきた著者が、猫好きの立場から、最新の研究成果、予防、治療方法等をていねいに解説し、この病気と正しく向き合うためのすべを教えてくれる。    BY BOOKデータベース (集英社新書 2001.02.21 刊)


久しぶりの猫専門書でございます^^本書はタイトルの通り猫のエイズについてその道の権威と言える石田卓夫獣医師が自身の経験と確かな知識を持って書いておられました。タイトルは『猫のエイズ』と副題に~FIV感染をめぐって~があります。

猫好きはこの世の中にごまんといますが、猫バカとなるとどれくらいいるでしょうか?僕はもちろん猫バカを自負しております(笑)猫好きと猫バカの何が違うのかというと、猫好き=猫にメロメロ、一方猫バカというのは猫にメロメロ道で出逢えば立ち止まって仲良くなろうとするのはもちろんのこと、猫について知ろうと猫学を吸収する努力をする人のことと認識しております。猫の可愛い面だけでなく、猫の病気や目を覆いたくなるような猫の保健所での殺傷率など、喜ばしい面と辛い面のどれとも向き合えなきゃ僕は胸張って猫LOVE!と言えない気がしているのでこの本を読んだわけです。

ウチには9にゃんおりましてそのウチ8匹が元野良というなんとも雑種なファミリーですが(笑)、ありがたいことに猫エイズ(FIV)に感染してる子はいません。しかし、いつも保護した後病院で血液検査の結果が出るまではドキドキし心配してしまいます。もちろんFIVを保持していたとしてもパニックになるってはいけないのですが、もし保持していたらどう対処していたのか?を考えると常々やはり知識は持っていなきゃと思ってしまいます。本書ではそれをわかりやすく書いていて、ウイルスを擬人化してみたり体験談を書いたりFIVとどう向き合えばいいのかも読後おのずと知ることができます。またFIVのバリエーションが5つもあることや人間には感染しないこと、無症状キャリア期にすることなど細かい部分まで突っ込んで書いてくれてるので猫のエイズに関するいい書籍がない我が国では貴重な資料ともいえるでしょう。

一番ビックリするのは猫エイズの保持率の多さ。猫人口の約12%が保持してしまっているということ。それも人間の住居が密集する都市部は猫密集率も多いということで保持率も高い。HIVと同じく触れたりするだけでは感染しないけど、猫が密集しているとテリトリー争いで激しい喧嘩(噛む、ひっかくなど)で感染率も高まってしまうようです。こういうのを読むとやはり僕は猫にとってどちらがいいかとても悩んだんですが現在の完全室内飼いを選択して正解だったのかなぁと思います。


他にもここには書ききれないほどFIVに関する事柄が書かれていて、貴重なテキストだと思います。猫好きはもちろんのこと、FIV(HIV)=AIDSと思ってる方はその時点ですでに間違った認識をしてるので改める為にも読んでみてはどうでしょう^^


4.0 なむなむ!


↓参加しております^^

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
人気ブログランキングへ
関連記事
スポンサーサイト
.14 2010 【本:クラシック】 comment2 trackback0

comment

こんばんは☆
猫エイズがあるなんて知りませんでした。
詳しいレビューで勉強になります。
正直目からウロコでした!!
エイズは人間だけのものではないんですね。
ある意味、怖さも感じます。

2010.12.14 21:46
チルネコ
こんばんわ~~^^
僕も猫を飼うまでは全くしりませんでした^^。白血病とか
人間と同じような病気が多いみたいです。
人間には感染しないようですが、実はこういうのが
トリックになってるパニックものの小説とかも
あったりもしますよ?このブログにその感想も隠れておりますw
2010.12.15 22:13

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://kurogokegumo.blog135.fc2.com/tb.php/119-38a5e4f6

プロフィール

チルネコ

Author:チルネコ
読書をライフワークとしております。読むジャンルは本のジャンルは基本的に小説です。特に文学、ミステリ、SFを好み。何かお薦め本があればご指南ください。リンク・コメント・TBも大歓迎ですのでどうぞよしなに^^

カレンダー

<< 05
2017
>>
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

訪問者数

ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ

書評サイトさん

読書&鑑賞メーター&音楽メーター

チルネコさんの読書メーター チルネコさんの読書メーター チルネコの最近読んだ本 チルネコさんの鑑賞メーター チルネコの最近観たビデオ
http://ongakumeter.com/u/1347

MY リンク

ブログ内検索+用語検索

ブロとも申請フォーム

ブロとも一覧

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。