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森見登美彦 『宵山万華鏡』

                    
宵山万華鏡


祇園祭宵山の京都。熱気あふれる祭りの夜には、現実と妖しの世界が入り乱れ、気をつけないと「大切な人」を失ってしまう-。幼い姉妹、ヘタレ大学生達、怪しげな骨董屋、失踪事件に巻き込まれた過去をもつ叔父と姪。様々な事情と思惑を抱え、人々は宵山へと迷い込んでいくが…!?くるくるとまわり続けるこの夜を抜け出すことは、できるのか。  (BY BOOKデータベース)


もう我慢できませんでしたっ!モリミーのとみひこさんの『宵山万華鏡』読んじゃった^^。くっそーもうちょっと読むの我慢して貯めておきたかったんだけど、、、、、この季節にピッタリな作品だったし、まだ『美女と竹林』は積んでるしまぁえっか。装丁もキラキラとしたビックリマン(懐かしい)級のホログラムが煌びやかで綺麗だし、絵のタッチもモリミー本にマッチしてていいなぁ。う~ん、なーる。

祇園祭といえば宵山を思い描く方も多いのではないでしょうか?本書はタイトルの如くその宵山にスポットを当て、いろんな登場人物の出来事を描いた連作短編集。このタイトルはとても古風で綺麗ですが、本書を読み終わった読者さんなら、この美しいタイトルが作中を的確に表現できてることを知ったでしょう。読者がこの『宵山万華鏡』を覗き込み、眼に映ったものはそれぞれ角度を変えて同じ舞台が語られ、各章ごとで起こる幻想的な出来事が本物の煌びやかな万華鏡の如く脳に焼きついてしまう。万華鏡を覗いたときのようなキラキラした不思議な気分に浸れちゃうのです。そう、これは筒ではなく〔宵山〕という材料でモリミーが作ったまったく新しい〔万華鏡〕なのです。祭りの露店で売っててもこの本は違和感なく買ちゃいますね。浴衣を着て歩いてる人がこれをブラブラ持っててもなんの違和感もない!だって新種の万華鏡だもん。なーる(←気に入ったのでこれから乱発します^^笑)。

連作短編ということで6章全部リンクしているのはいうまでもありません。それぞれの違う登場人物を同じ宵山の一日を舞台にして描いた幻想譚。モリミー好きには嬉しいファンタジックな作品であります。しかし今までとちょっと違うところは阿呆全快ではないということろでしょうか。もちろんオモチロイのは保障しますしオモチロくなければ返品可にできるほどオススメできますが、いつものモリミー造語炸裂!?とかがあまりなかった。例えるなら『きつねのはなし』もそうでしたがああいう真面目な路線でもあると言えるし、怪奇調な雰囲気が似通ってる章もあります。しかし、一方あの〔G〕の後継者になりえる(ぜひともなって欲しくない)であろう、〔奥州斎川孫太郎虫〕や〔天窓が開いた〕ような超絶キャラ・乙川など愉快な面々ももちろん健在です。ちょっと真面目で恐い幻想譚と阿呆全快オモチロ話が6編に入り混じってる感じで、連作短編全体としての纏まりには少し欠ける気はします。が、そんなツッコミが愚の骨頂。超金魚や赤い浴衣の少女たちなどのモチーフで京の幻想をふわふわと漂わるこの作品は今までと違わず傑作なのですから。なーる。

そして『夜は短し 歩けよ乙女』や『太陽の塔』などの過去作品なども出張(リンクの意)してくれてるのもファンにとっては嬉しいしかけですよねぇ~。懐かしくい再開を果たした気分です。そしてハインラインが『夏への扉』のラストで魅せたような<一文の魔力>もあります。どこにあるかは読んでのお楽しみにとておいてください^^モリミー造語が少ないと書きましたが、その中にもしっかりと〔なむなむ!〕クラスの萌え語がありました。胸に矢を射されるということは体験した方いるかも知れませんが、僕は胸に竹林の竹全部を射されたくらい好きになっちゃった言葉が。それが〔なーる。〕です。えっ?そんなに可愛くないですって?確かに僕が使うと意味不明ですが、作中の女の子が真似て〔なーる。〕を連発してる姿に萌えました^^なむなむ!みたく乱用したいです。


モリミーは本作品を<次女>と命名したようですが、まったくその通りだと思います。でも『夜は~』は乙女な子だったけど、この子は少しボーイッシュな女の子ですよね^^そして栞を挿む暇すらないでしょう^^


4.6 なむなむ!
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.24 2010 【本:言語芸術】 comment0 trackback0

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