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酒見賢一 『泣き虫弱虫諸葛孔明』

泣き虫弱虫諸葛孔明


口喧嘩無敗。いざとなったら火計(放火)の策。神算鬼謀の大軍師か?自堕落、色欲三昧、ヤクザ以下の変奇郎か?諸葛孔明の虚像に迫る、酒見版『三国志』登場。「ほんとうの孔明は、こんな人じゃなかったと思う」(作者談)。       BY BOOKデータベース (文芸春秋)

現代国内作家の奇才といってもいいくらい、変テコなアイディアや解釈で物語を紡ぎだす酒見さんの読み逃し本『泣き虫弱虫諸葛孔明』を遂に読んだ。奇才が奇才を描くんだからこれが面白くないわけがない。それなりに分厚いけど『三國志』バカならスイスイ読んじゃうこと請け合いです(実は僕も隠れ三国志馬鹿です)。思えば酒見さんはモリミーと同じファンタジーノベル出身者だし、恩田陸が小説を書こうと思ったきっかけが酒見さんというから、これは必然的に好きになっちゃう宿命の作家さんだったんだなぁーと改めて思いましたねぇ~^^

『三國志』といえば小説では吉川栄治の『三国志』、漫画では横山光輝の『三国志』が我が国での筆頭に当たると思うんですが、これらを読んでない方でもタイトルにある<諸葛孔明>という人物の名前は耳にしたことがあるのではないでしょうか。そう、蜀の名軍師にして三国時代随一の神算鬼謀の大軍師こそがこの孔明なのです。もちろん主人公が孔明であり描かれるのは劉備との出逢い~三顧の礼までという比較的短い期間なのですが、本書の分厚さからわかるようにものすごく脱線したり裏話を存分に描かれたりしており読み応えがあります。しかも、酒見さんだけにその独自の解釈が並ではなく、初めて三国志に触れる方はぜひとも本書は後回しにしていただきたく思います(笑)いや、とてもオモチロイんですが、これが諸葛亮のイメージで定着してちゃうよりかは、他の比較的史実に沿った正しい三国志(笑)の方を先に呼んでから本書のような解釈もあり得なくもないよね?的な目線で読んだほうが賢明だと言い切っておきます^^。何がそんなにオモチロイのかというとまず孔明の描き方が尋常じゃなくバッシング気味な描き方されてるんです。これは孔明崇拝者が読めば怒るでしょうね(爆)しかも孔明の思考がこの時代ですでに宇宙スケールにまで発展してるんで、行動も発言も宇宙規模で回りと少しかみ合わないのも笑える。宇宙スケールの物差しなので、なんか台所に〔お手伝いロボット〕までおられます。これって西暦何年の話でしたっけ?(笑)それに孔明に及ばず徐庶や龐徳公なぞの非凡人が多く登場するんで、秀才同士の会話でのツッコミ合戦なんかもツボにきます。三国志と聞くとなんか緊迫した昔の戦争というイメージがあるかも知れませんが、本書に限って言えば孔明の正体を読者に晒したPOPな三国志でした。

しかーし、何を隠そう僕はアンチ劉備なので蜀あるいは孔明もそんなに好きじゃないんです(今更っ!)。なのでそれなりに冷ややかな目線で酒見さんの悪意ありありの解釈に笑い転げれたのは幸いでした(笑)第二部も出版されおりますし、近いうちにまた冷ややかな目線で堪能してやろうかと思っておりますが、もし次『三國志』を描く機械があればスーパーな武将でもある曹操率いる魏を描いて欲しいです。劉備が人徳あるといっても魏には荀、郭嘉、司馬懿、賈詡、荀攸、程、張遼etcがおり曹操の方が全然人徳あるんで、そっちの方が面白いと思えてしまうんでぜひお願いしますー^^笑


3.5 なむなむ!


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.15 2010 【本:言語芸術】 comment2 trackback0

comment

なんだか懐かしいです。
酒見氏は、あの有名なデビュー作以外読んではいないのですが…。
かなり強烈で面白かったです、「後宮小説」。

>冷ややかな目線で酒見さんの悪意ありありの解釈笑い転げれたのは幸いでした

なるほど、そうなんだ!
なんだか面白そう☆
2010.12.16 22:50
チルネコ

>惺さん

いいですよね~酒見さんの切り口って^^
後宮小説は傑作でしたね!あれでファンタジーノベルの
先行きがいい方向に向いたってくらいの作品でした。
映像のほうは観ましたか?漫画の方もいいですよ~~♪

三国志ファン(僕も)が読んでもゲラゲラ笑えると思います(笑)
2010.12.19 00:51

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