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森見登美彦 『美女と竹林』

                   美女と竹林


美女に会ったら伝えてくれ。俺は嫁を大事にする男だと。妄想と執筆に明け暮れた、多忙にして過酷な日々。森見登美彦氏を支えてくれたのは、竹林であった。美女ではないのが、どうにも遺憾である。虚実いりまぜて、タケノコと一緒に煮込んだ、人気文士の随筆集。   (BY BOOKデータベース 光文社)


登美彦氏の未読本をなくしてしまって、楽しみを失いたくないっ!」という歪んだ想いから(?)、長らく積んでいた『美女と竹林』も遂に我慢できなくなって読むときがきちゃいました(苦笑)うぅ、これで登美彦氏の新刊が出るまで未読作品がなくなっちゃったぜ^^。でもこの本を読んでまた登美彦氏の世界を一つ堪能でき、道々でみかける竹林がマネーに見えてしまうように変化したのは登美彦氏の手腕のたまものであります。


いずれはカリスマ竹林経営者として、TIME誌の表紙を飾る森見・Bamboo・登美彦!。「MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)を立ち上げ、カリスマ竹林経営者となり、薔薇色の未来を切り開くのだ!!」その際には明石氏にぜひとも顧問弁護士の座を。という多角経営を目論む登美彦氏の随筆です。というか、これは随筆なのかエッセイなのか小説なのかなんともいえない作品でした。ですが主人公を〔僕〕ではなく〔登美彦氏〕という三人称で書いていることで、エッセイというよりかはむしろ虚虚実実を織り交ぜた私小説的な印象が僕のなかでは強かったです。『夜は短し 歩けよ乙女』が山本周五郎賞を受賞したり、「トップランナー」に出演して「幼年時代に書いた原稿を憧れの女性(本上まなみさん)に朗読され、それがお茶の間に流れるという、見たことも聞いたこともない羞恥プレイを味わってしまうなどなどの事実も書かれてあるのですが、全然小説として読めちゃうと思います^^。

でも生粋の小説ではないのもまた事実であり、これを登美彦氏とのファーストコンタクトとする(いるのか?^^;)のはお薦めしがたい^^;でも登美彦氏の生粋のファンであるならば、本書は登美彦氏のなた新たななる体裁に挑戦した作者の功績を称えること必須の垂涎ものなのです。もちろん小説とは違って物語としての面白さは正直イマイチではあります。加えて連載ということもあってか、締め切り次郎に追われ竹林と美女を等価価値と認めた以上の無理やり度がある話まで合間にねじ込んでおられたりもします(苦笑)しかーし、それと引き換えに自由奔放に振舞っている登美彦氏が見えませんか!?否否、登美彦氏への歪んだ想いを抱いている読者様ならきっとこの自由な机上の空論を振り回し、やぶ蚊を得た竹林のようなベスト・バンブー・モリミーを発見することができたことでしょう^^

なぜ本書に限って〔竹林〕なのかというとこれが登美彦氏の大学院時代の研究対象が〔竹林〕に他ならなかったというから好きが高じてなんとやらでありますね^^。竹林本に手を染めたのも納得ですね、なーる。竹林で一冊書けるなんて、本書で紹介されていた登美彦氏の兄弟の先輩と呼ぶには歳が離れすぎている雲の人の著作かバンブー登美彦氏くらいでせう。まぁでも一番のチャームバンブーポインツというと、登美彦氏の抱腹絶倒文章の数々、考え付いたとしても誰も口にしないであろう想像の産物を口にするその恥ずかしげと惜し気のなさときたら、あんたっ!!

竹林業の過酷な作業で得た筋肉質な肉体。多角経営を目論むが故に竹林+その筋肉を活かしたムキムキ雑誌への投稿も始め〔マッスル・トミー〕として開花(マッスルトミーて)。年収と筋肉を得たトミーは逞しい腕に美女をはべらし筋肉質で無邪気な微笑み。そして時には腕にぶら下がる美女に「どうしたの、トミー?あなたの上腕二頭筋が震えているワ」と気遣われ自分がこんなにも遠くにきてしまったことへの感慨にふけるトミーであった。みたいなことが書かれていたりもしますが、、、アホだ、この人阿呆だ(笑笑笑)頭脳明晰なんだろうけど、心はおバカさんだ^^。美女をぶら下げたマッスルトミーの上腕二頭筋の行方なんか知るかぁあああと、笑ったあとは優しくツッコンで次へ進みましょう。だってこういうのがずっと続くような本ですからね(笑)それと、しっかりと最後まで読まないと大団円に付き合いきれませんよー^^。



4.4 なむなむ!
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.24 2010 【本:言語芸術】 comment4 trackback0

comment

ジャイ
初コメントです。
何となく読みたくなったので、本棚から引っ張り出して読みました。やっぱり面白いです。
森見ブログに時折出現する、締切次郎も出てくるし。
彼、結構小さいんですね・・・。
この小説(随筆?)には色々面白いツボがあるのですが、なんとなく、鍵屋さん父とのやり取りが好きです。喝!
2010.11.21 16:16
チルネコ
>ジャイさん


こんばんわ、初コメントどうもありがとうございました^^

エッセイというか随筆というか微妙なところですが、登美彦氏の作品にオモチロくない
ものはないですよね!みんなバンブ~~~♪
ブログも毎回読んでますが、更新頻度が滞ってますよね~(笑)
京都にいなくなっちゃったのはなんとも淋しいですが、これからも阿呆のしからむ作品
をどんどん届けて欲しいものですね^^
2010.11.21 22:12
読書系女子
文庫読みました~~
チルネコさんも読んだかなぁ~?

「太陽の塔」の飾磨くんのモデルと思われる明石くんとか、やっぱりでてきた(?)もちぐまとか、いっぱい楽しめました。

とにかく竹竹竹竹林で、なんじゃこりゃぁ~?と笑えました~^^
妄想の暴走、オモチロイですね☆
2010.12.31 15:15
チルネコ
>読書系女子さん

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします^^

文庫はまだ手に入れてもないです~^^。単行本と違いあったのか気になるところです^^。

バンブーの中ではマッスルトミーの阿呆インパクトが一番印象に残ってますよ(笑)
2011.01.01 23:41

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