スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)

ウィルマー・H・シラス 『アトムの子ら』

sirasu 001


成績はオールB、ごく平凡でおとなしい少年ティモシー。だが彼はその見かけと裏腹の超天才児-----15年前の原子力研究所の事故が原因で生まれたミュータントだった。その若さにもかかわらず、図書館から借り出せるすべての本を読破し、小説や論文、はては作曲までこなす。それほどの能力を持ちながら、その彼にふさわしい本当の友達ができなかった。そこでティモシーは同じような天才児を集めて〔学校〕を作るが、やがて思いがけぬ事件がつぎつぎと・・・・・・・・!突然変異によって生まれた天才児たちの姿を、女性らしい情感豊かな筆致でいきいきと描き出したミュータント・テーマの傑作。  (BY 背表紙紹介文引用 ハヤカワ文庫SF)


ウィルマー・H・シラスのファーストコンタクトは本書『アトムの子ら』。というか他のシラス作品は存じておりません(苦笑)他にも訳されている著作あるんでしょうかね?^^。でも何がいいって装丁の猫さんのクリクリおめめがズキュンじゃないですか!しかもコテみたくフサフサ(萌)このにゃんこはきっと作中に登場したあの交配猫さんだと思いますが、キュートですね^^

内容は紹介文にもあるように突然変異によって偶然生まれた天才児たちのミュータントテーマSFであり、青春小説でもあったという感じです。先ほど読んだ『老人と宇宙』もミュータントSFの側面を持っておりましたが、今回は逆に老人ではなく子供のミュータントであり、老人と子供という相違点でここまで語る箇所が変わるのかと興味深く読めました。また作者が女性というのがふんだんにわかるような子供の描写があり、観察力の鋭い感じや優しさ溢れる子供への目線が感じられ、内に籠もりがちな内容とは思えない微笑ましさを与えてくれます。普通の大人よりも数段優れた子供であるが、ある側面では子供を脱し得ず力を合わせてなんとかしようとする天才児たちに肩入れしてしまうでしょう。

しかし、どうも僕にはイマイチピンとこない物語だったと白状せざるおえません^^;子供らしからぬディスカッションや理論的会話はSFらしくぐいぐい読めるんだけど、物語が平坦でなかなか集中して入り込めませんでした(苦笑)一応物語の起伏はあるんですけど、それも引き込まれる類のものでもなく、ただ子供たちの行動や言動が微笑ましく応援したくなる。という以外の楽しみは僕の中では得られなかったのが残念です。SFとしても小道具やら感心する理論やらガジェットも皆無で、ミュータントSFではあるんだけど、これなら普通にジュヴナイルというだけでも構わないのではないか?と少しSFの世界観が少量すぎました。ということは逆にSFが苦手な方でもするするーと入り込める作品でもあるとは思います^^


3.0 なむなむ!

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
人気ブログランキングへ
関連記事
スポンサーサイト
.14 2010 【本:言語芸術】 comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://kurogokegumo.blog135.fc2.com/tb.php/56-8264ece3

プロフィール

チルネコ

Author:チルネコ
読書をライフワークとしております。読むジャンルは本のジャンルは基本的に小説です。特に文学、ミステリ、SFを好み。何かお薦め本があればご指南ください。リンク・コメント・TBも大歓迎ですのでどうぞよしなに^^

カレンダー

<< 08
2017
>>
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

訪問者数

ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ

書評サイトさん

読書&鑑賞メーター&音楽メーター

チルネコさんの読書メーター チルネコさんの読書メーター チルネコの最近読んだ本 チルネコさんの鑑賞メーター チルネコの最近観たビデオ
http://ongakumeter.com/u/1347

MY リンク

ブログ内検索+用語検索

ブロとも申請フォーム

ブロとも一覧

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。